石、探してます

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回は石の話です。なんのこっちゃと思った方、こんなシーンみたことありませんか?

ノワール
あるある!チョコレートを広げてカシャカシャするやつ!これって何やってんの?

これは「テンパリング」という作業をしているところですね。詳しい話はまた別の機会にするとして、チョコレートをきちんと固めるための温度調整のことです。

そしてこの作業台、実は大理石なんですね。タブリール法という方式でテンパリングを取る時に、この石の作業台が必要になってきます。冷たい大理石の上にチョコレートを広げて、冷ましてるんですね。

ノワール
じゃあ、大理石を探してるってことだね!

いや、実は探してるのは「御影石」なんです。大理石と御影石にはそれぞれ特徴があって。まとめるとこのようになります。

大理石御影石
材質石灰岩(貝や動物の遺骸等が堆積し固まったもの)花崗岩(地球のマグマが冷えて固まったもの)
メリット柔らかく加工しやすい非常に硬く耐久性がある
耐酸性弱い強い
用途彫刻
室内の床や壁
建物外壁
キッチン周り

実はキッチンなどの水回りで使う分には、御影石の方が丈夫で良いんですね。

大理石だと、傷がつきやすかったり酸で削れたりで綺麗な状態を保つのが難しいです。要は冷えれば良いので、ここは御影石一択ですね。

ノワール
じゃあ、なんで大理石を使う人が居るの?

ここからは憶測ですけど、大理石ってヨーロッパでは一般的な石なんですね。代表的な産地として挙げられるのがイタリア・ギリシャ・トルコあたりですね。

石像や建物に使われているのも、大理石が多いです。加工がしやすいのも広まった一つの理由でしょうね。

チョコレートも元々はヨーロッパ文化のものだから、大理石を使うのが当たり前だったんでしょうね。

というわけで、今回は石に関するお話でした。またどんな石になったのかは後日報告しますね!

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。