こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。
さて、今回はパティシエの世界大会についてお話ししていきます。
洋菓子業界にいる方なら一度は耳にしたことがあるであろう、この大会。一般の方にはあまり知られていないかもしれませんね。
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーというのは、パティシエが世界一を競う、世界でも最大規模の大会なんです。
チョコレートの部門もあるので、紹介していきますね。
それでは早速、進めていきましょう!
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーとは?
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー(La Coupe du Monde de la Pâtisserie)とは、直訳するとパティスリーのワールドカップ。洋菓子業界ではとても有名な大会です。
1989年、フランスのチョコレートメーカー、ヴァローナと、MOF(日本の人間国宝に近い)のガブリエル・パイアソン氏によって設立されました。
2年に1回、フランスのリヨンで開催され、これまでに60か国、882人の菓子職人が出場しています。
以前ご紹介したワールドチョコレートマスターズが個人戦であったのに対して、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーは3人1組のチーム戦になっています。
それぞれの担当は、飴細工とアントルメショコラ部門、チョコレート細工とアシェットデセール部門、氷彫刻とアントルメグラッセ部門に分かれています。
そうですよね。簡単に言うと、アントルメショコラとはチョコレートのホールケーキ、アシェットデセールとは皿盛りのデザート、アントルメグラッセとはアイスのホールケーキのことですね。
それぞれオブジェのような細工物を制作しながら、試食審査用のケーキも作る、とてもハードな大会になってます。
過去の大会の作品
2019年(準優勝)
西山 未来:株式会社シュゼット・ホールディングス
伊藤 文明:パティスリーメゾンドゥース
小熊 亮平:株式会社グルメ和光
2017年(準優勝)
山本 隆夫:株式会社クラブハリエ
植﨑 義明:ラ リヴィエ ドゥ サーブル
駒居 崇宏:株式会社シュゼット・ホールディングス
2015年(準優勝)
中山 和大:オクシタニアル
德永 純司:ホテルインターコンチネンタル東京ベイ
杉田 晋一:SUGiTORA
2013年(準優勝)
赤崎 哲朗:大阪マリオット都ホテル
森山 康:Saveurs en Douceur
冨田 大介:パティスリー カルチェ・ラタン
直近の4大会とも、日本は全て準優勝なんですね。日本は常に優勝候補に上がりますが、それだけ世界の壁は高いということです。
最後に日本が優勝したのは2007年。また世界一の称号を得たいものですね。
次回大会
次回2021年大会は新型コロナウイルスの影響により延期となり、5/30-31となりました。開催されることになってホッとしています。
代表メンバー
写真左より
- 原田 誠也/株式会社クラブハリエ
(アシエット・デセールとチョコレート細工のピエスモンテ)
- 塚田 悠也/ミズモト学園 東海調理製菓専門学校
(アントルメ・ショコラと飴細工のピエスモンテ)
- 赤羽目 健悟/株式会社帝国ホテル
(アントルメ・グラッセと氷彫刻)
日本チーム団長
- 五十嵐 宏/パティスリーラ・ローズ・ジャポネ
どんな戦いがみられるのか、今から楽しみです!
まとめ
・3人1組で戦い、日本は4大会連続準優勝
・2021年大会は5月開催予定
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!