こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。
さて、今回はフランスのショコラ愛好家クラブ、C.C.Cについてお話ししていきます。
英語読みだとその通りですね。ただフランス語では「セーセーセー」と呼び、ショコラティエの間でもこっちで呼ばれることの方が多いです。
世界中から集められたチョコレートを格付けする組織ですね。
C.C.Cで受賞したチョコレートは、世界に認められたチョコレートということですね。
そんなC.C.C、どんな組織なのか、どんなチョコレートが受賞しているのか、どこで買えるのかをまとめました。
それでは早速、進めていきましょう!
C.C.Cとは?
C.C.Cは1891年に設立、1901年に非営利団体として登録された、歴史ある組織なんですね。
名前は「チョコレートをかじる人たちのクラブ」という意味のフランス語「Club de Croqueurs de Chocolat(クラブ デ クロクール ド ショコラ)」の頭文字を取って名付けられました。
そのメンバー数は150名と決められていて、その中にはショコラティエはもちろん、医者やジャーナリスト、農家など様々なメンバーがいます。
毎年パリのサロン・デュ・ショコラで表彰しているので、サロン・デュ・ショコラの組織と思われがちですが、実は違うんですね。
そんなC.C.Cが発行するガイドブックには、応募されたチョコレートの評価が掲載されています。
ここでガイドブックというと、ミシュランを思い出す方がいるかと思います。この二つ、内容が全く異なるので注意が必要です。
違いは、ミシュランが予告なしに覆面調査員が店を訪れて評価を掲載するのに対し、C.C.Cは審査のために作られ、出品されたショコラをフランスのショコラ愛好家が評価するというもの。
普段のレストランの料理を覆面で客観的に評価するミシュラン、応募されたものを評価するC.C.C。この点だけをとっても違うことが分かりますね。
審査方法
審査方法については明らかにされていません。ICAのように、評価基準が定められているわけではないので、割と雰囲気で判定しているようですね。
とはいえ、集まっているのはショコラのスペシャリストばかり。評価には大きな価値があります。
評価
評価は2つの部門に分かれていて
- sélection france(フランス部門)
- sélection Etranger(外国人部門)
があります。それぞれ金、銀、銅のどれかを与えられることになります。
チョコレート好きな方なら知っているかもしれませんが、以前は1〜5タブレットという、5段階評価だったんです。
なので「今年は5タブレット獲得」という風に評価されていたんですね。それが変わって3段階評価に。少し競争感が緩和されましたね。
受賞ブランド
そんなC.C.C受賞ブランド、どのようなものがあるのでしょうか。2018年の受賞ブランドをフランスと日本に分けて挙げてみました。
フランス
- ダロワイヨ
- ファブリス・ジロット
- アンリ・ルルー
- ジャン=ポール・エヴァン
- ラ・メゾン・デュ・ショコラ
- アルノー・ラエール
- ピエール・エルメ・パリ
- パティスリー・サダハル・アオキ
日本
- カカオティエゴカン
- ショコラティエタカス
- クリオロ
- ルショコラドゥアッシュ
- ミュゼドゥショコラテオブロマ
- パティシエエスコヤマ
- パティスリー・ラ・ベルデュール
- サロンドロワイヤル
- トーキョーチョコレート
- トシ・ヨロイヅカ
- ドゥブルベ・ボレロ
皆さんの好きなブランドはありましたでしょうか。残念ながら今年のサロンデュショコラパリは中止となってしまいましたが、その分国内のショコラティエに注目ですね!
まとめ
・世界中のショコラを格付けしている
・日本でも購入できるブランドはたくさんある
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!