こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。
さて、今回はカカオの知られざる生態についてご紹介していきたいと思います。
そしてアシスタントとして、黒猫のノワールに登場してもらいましょう。
ノワールは、最近勉強を始めたばかりの男の子です。皆さんに近い立場で疑問や質問をくれると思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
それでは早速、進めていきましょう!
生態について
はい、そうですね。最近やっとカカオという言葉が浸透してきたかなと感じています。各メーカーも『カカオ分〇〇%』なんて謳い文句で商品開発をしていますね。
結論を先に言うと、カカオとは熱帯の植物です。そしてチョコレートとはその果実から取れる種子を加工したものである、ということです。
それでは詳しく見ていきましょう。
カカオは「テオブロマ・カカオ・リンネ(Theocroma cacao Linne)」と言う学名を持つアオイ科の植物です。スウェーデンの植物学者、リンネにより18世紀に命名されました。
ここで土屋シェフの顔を思い浮かべた方、通ですね。チョコレート界の第一人者、土屋シェフのブランド「テオブロマ」は、この学名に由来しています。渋谷にお店がありますので、機会のある方はぜひ訪れてみて下さい!
いきなり話が逸れましたね。ごめんなさい。
ギリシャ語で「テオ(theos)」は「神」、「ブロマ(broma)」は「食べ物」という意味。つまりテオブロマとは、「神の食べ物」であるということですね。古代メソアメリカでは、神々に捧げられた特別な作物であり、そのような石彫も各地で出土しています。
カカオの木は6〜7mの常緑樹です。風と直射日光に弱いので、シェードツリーと呼ばれる背の高い樹木の影で育てられます。シェードツリーはバナナが一般的ですね。
カカオの珍しい特徴としては、木の幹や枝に花が直接咲いたり、果実が直接実ったりすることです。これらは「幹生花(かんせいか)」と呼ばれ、パパイヤやドリアン、一部のイチジクもその仲間にあたります。
1cmほどの小さな花は年間を通して咲きますが、その中で受粉して結実するのは1〜3%と言われています。そして受粉から約6ヶ月後に、カカオポッドという実へと成長します。大きさはラグビーボール程で、重さは250〜1kg程になります。
その通り!細かく言うと、カカオポッドの中にあるカカオ豆を加工するとチョコレートになるんですけど、それはまた次の機会に説明しますね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!