カカオの産地〜中南米編〜 ドミニカ共和国

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はカカオの産地〜中南米編〜ドミニカ共和国です。

このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。

ノワール
半分妄想です!

皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

基本情報

首都:サントドミンゴ
公用語:スペイン語
通貨:ドミニカ・ペソ
歴史:1865年にスペインより独立
宗教:ローマ・カトリック教
日本からの行き方:デトロイト、ニューヨーク等を経由して21時間程度

カカオ情報

生産量:7.5万トン
主な品種:トリニタリオ種
収穫期:メインクロップ 4月〜7月
    ミッドクロップ 10月〜1月

ドミニカ共和国のカカオは国土全体で栽培されています。主に家族経営の小規模農地ですが、近年は大規模農場も増えているようです。

同国のカカオ豆には大きく分けて2種類あります。それが、「サンチェス」と「イスパニョーラ」です。

違いは、発酵させているかどうか、です。サンチェスは収穫後発酵させず乾燥させるため、カカオバターや大量生産用のチョコレート菓子に使われます。その分価格も安いです。

そしてイスパニョーラは発酵させています。こちらはクーベルチュールやビーントゥバーなど、品質が求められるものに使用されます。その分価格も高くなります。

ノワール
豆自体は同じなの?

そう、豆自体は同じですが、発酵させるかどうかによって風味が全く変わってくるんですね。それによってランクも変わってくるということです。

チョコレートと発酵?実はめっちゃ重要なんです!

2020年7月10日

チョコレート

そんな、ドミニカ共和国産のカカオ豆で作られたチョコレートが、ヴァローナのタイノリです。

もともと発酵技術を持ち合わせていなかった現地部族に、ヴァローナ社がカカオ豆の栽培から収穫、発酵・乾燥までの全工程を管理・指導して作り上げたクーベルチュールです。

柑橘系の爽やかな香りをまず最初に感じ、その後ナッツのような香ばしい風味が続く。濃厚なカカオ感が特徴になっています。

こちらはタブレットタイプもあるので、少しリッチなチョコレートを試してみたい方にも良いかもしれませんね。

観光情報

観光スポット

バヴァロビーチ

”カリブ海の真珠"と呼ばれているほど、ドミニカ共和国の中でも屈指の美しさを誇るビーチです。国際空港のある東海岸、ブンタカーナの人気リゾートエリアにあります。オーシャンブルーのビーチ沿いには、多くのリゾートホテルやヴィラが建ち並んでいるので、ホテルのプールと海を行き来する人も多く、常に活気に満ちています。

travel book

ダマハグアの滝

「Damajagua(ダマハグア)」の丘には27の滝があります。ツアーに参加すれば、トレッキングや沢登りをしたり、天然の滝の滑り台で遊んだりすることができる遊びスポットです。ヘルメットや救命胴衣などを身に付け、つり橋を渡って川を越え、森の中を20分ほど進むと、迫力ある滝が現れます。マイナスイオンを感じながら、3時間ほどかけて27の滝を回ります。

travel book

アメリカ主座大司教座聖堂

首都サントドミンゴにある、歴史的な趣を感じる外観の大聖堂です。サンタ・マリア・ラ・メノル大聖堂とも呼ばれています。1540年に造られた、新大陸初の教会施設です。周辺一帯には、新大陸で最初に建てられた病院や大学などの歴史的建造物が多く、「サントドミンゴの植民都市」として世界遺産に登録されています。建物は白いサンゴの石で造られています。内部は天井が高く、壁や柱には中世時代を思わせる装飾が施されてます。オーディオガイドを利用することもできます。1540年に建造され、コロンブスの遺体を安置していることで知られています。

skyticket

食べ物

サンコーチョ

サンコーチョはドミニカ共和国を代表する家庭料理。もちろんレストランでも食べることが可能。サンコーチョは、ユカやプラタノや肉と各種香草などと煮込んだ煮込み料理。見た目はカレーやシチューに似ている。サンコーチョは中米エリアで食される煮込み料理で、国によっても、家庭によっても、レストランによっても、入れる具材も違うため、その特徴を掲げるのは難しいが、それぞれの味があると言うこと

Viento del Caribe

モフォンゴ

モフォンゴには基本的には食用バナナと「chicharron(チチャロン)」が入っています。

ドミニカ共和国では食用バナナは「Platano(プラタノ)」と呼ばれ、主食ともなっています。緑色のバナナで、おいもみたいにホクホクとしていて特に揚げると美味しいです。

そしてチチャロンもドミニカ人のソウルフードです。これは豚のバラ肉の部分を揚げたものです。

脂っこそう・・と思うかもしれませんが、カリッカリに揚げてサクサクと食べるのがドミニカスタイルなので、不思議と重たくはありません。道でもいつもチチャロンが売っているので一度食べてみて下さいね。

このプラタノとチチャロンが一度に楽しめるのが、モフォンゴです

揚げたバナナをつぶし、チチャロンと混ぜながら丸く成型してその上からたっぷりとチーズをかけていただきます。チチャロンの歯ごたえやとろけたチーズが絶妙です。

せかいじゅうライフ

お土産(チョコ以外)

コーヒー

ドミニカコーヒーは、イスパニョラ島全域の山岳地帯で栽培されています。ここは、コーヒーの栽培に適した高地で、良質なアラビカ種のコーヒーが生産されています。「ドミニカ・カリビアンモカ」はブルーマウンテンにも匹敵する最高級品と称され、農務省に保証されたプレミアムコーヒー。やわらかな香りや酸味が特徴で、バランスが取れたコーヒーで、コーヒーが好きな人へのお土産にぴったり!

また、「ドミニカ・プリンセサ」も受賞経験があるコーヒーで、ライムのような香りとすっきりとした味わいが特徴で、トロピカルフルーツのようなフレーバーが特徴の「ドミニカ・フェリースカフェ」もドミニカらしいコーヒーとして人気があります。

skyticket

パーカッション楽器

市内の楽器店では、手作りの素朴な楽器がたくさん売られています。メレンゲに欠くことのできない楽器タンボーラをはじめ、トゥンバドーラ(コンガ)、グイラ、ボンゴなど、見ているだけでも楽しくなりそうなものばかり。ドミニカの観光の思い出にもぴったりです!

skyticket

琥珀

琥珀はドミニカの大西洋側の山脈地帯で多く産出されています。明るい黄色から赤、濃い茶色などさまざまな色の琥珀があるのですが、「アンバー・ズール」と呼ばれる青みがかかったものは、特に希少とされているそうです。石の種類、大きさ、金や銀の使用、加工品質などによってお値段は幅がありますが、市内のお店でお気に入りのものを見つけてくださいね!※写真はイメージです

skyticket

まとめ

・国土全体で良質なカカオ豆が産出されている

・ヴァローナのタイノリがドミニカ産カカオを100%使用している

・コーヒーも良質なものが採れるのでお土産にぴったり

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

sponsored link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。