カカオの産地〜中南米編〜 ベネズエラ

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はカカオの産地〜中南米編〜ベネズエラです。

このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。

ノワール
半分妄想です!

皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

基本情報

首都:カラカス
公用語:スペイン語
通貨:ボリバル・ソベラノ
歴史:1811年にスペインより独立、1830年に大コロンビアより独立
宗教:カトリック教、プロテスタント等
日本からの行き方:サンフランシスコ、ロスアンゼルス、メキシコ、パナマ等を経由して26時間程度

カカオ情報

生産量:2.5万トン(世界第4位)
主な品種:ポルセラーナ種、クリオロ種
収穫期:メインクロップ 11月〜1月
    ミッドクロップ 5月〜7月

ベネズエラは上質なカカオの生産国です。クリオロの派生種と言われる希少なポルセラーナ種が栽培されているのも、ベネズエラの大きな特徴と言えます。

ポルセラーナ種は白く滑らかなカカオポッドと、果実や花を思わせるような繊細な香りが特徴です。

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2020年7月7日

また、ベネズエラといえばチュアオ村で栽培されるカカオ豆も世界から高い評価を受けていますね。

ただしこのチュアオ村、海と山に囲まれているため非常にアクセスが難しい村としても知られています。

交通手段はモーターボートか徒歩のみ。徒歩だとなんと山道を2日間かけて歩くことになるようです!

そんなチュアオ村のカカオはベリーのような風味とほのかな酸味で、バランスの良い豆となっています。

ベネズエラはかつて世界でも有数のカカオ輸出国でしたが、政府のカカオ豆国内安定供給を目的とした規制により、輸出量は大幅に落ち込みました。

輸出するためには政府の厳しい審査を通らなければいけないので、ベネズエラ産カカオ豆は非常に高値で取引されています。

チョコレート

そんな希少なベネズエラ産カカオですが、日本でもクーベルチュールを入手することができます。

まず最初はフランスの高級メーカー、ヴァローナ社のアラグアニです。

ヴァローナのクーベルチュールって全体的に高いんですが、これはその中でもさらに高いですね。

このアラグアニの特徴としては強いカカオ感ですね。苦味もしっかりしてます。その中にアーモンドのようなナッツ系やドライフルーツのような香りがあります。

そして次がペック社のクーベルチュールベネズエラ70%です。こちらは代官山の名店、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ弓田シェフ一押しのクーベルチュールですね。

このペック社、フランスパリ近郊にある小さなショコラトリーで、高品質な商品を作っています。特にベネズエラ産のクーベルチュールには定評があるようですね。

そして最後はイタリアの高級ブランド、DOMORI社のスル・デル・ラゴです。

こちらも重厚なカカオ感とナッツの風味が感じられるクーベルチュールです。酸味はあまりないので、ナッツ系のお菓子に合わせやすいと思います。

ただ、高級すぎてこれ単体では使えないですね。。ブレンドして特徴を出したりするのに使います。

観光情報

観光スポット

カナイマ国立公園

ベネズエラの国立公園は、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。登山家の人には、たまらなく魅力的な山でもあります。国立公園の敷地面積は、四国地方の1.6倍!この広大な敷地内に、ベネズエラの大自然観光名所が詰まっています。ベネズエラ観光のメインに持ってきたいスポットです。

ちなみに、カナイマ国立公園と縁の深い世界的な作家がいるのですがご存知ですか?『シャーロックホームズ』シリーズでお馴染みのコナン・ドイル氏です。彼は、ここベネズエラを拠点として『ロスト・ワールド』と言う小説を書かれたのです。小説を読んでから行くと、また違った発見があるかもしれませんね。

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エンジェルフォール

ベネズエラのカナイマ国立公園には、世界最大級の落差を誇る滝があります。みなさんご存知でしたか?可愛いネーミングのエンジェルフォールは「天使の滝」と言う意味ではないんです!一説によるとアメリカ人の飛行家「ジミーエンジェル」にちなんで、「エンジェル氏の滝」と呼ばれているんだとか。

このエンジェルフォールに行くには、ベネズエラのカラカスからツアーでベネズエラ東部まで行き、ベネズエラ東部の都市シウダーボリーバルから現地のツアーに参加します。カラカスからでも観光ツアーに参加はできるのですが、莫大な旅費が必要になってしまいます 。どうしても、行ってみたいと言う方たちはシウダーボリーバルで行動した後で、現地の観光ツアーを申し込むのが旅費的にもおすすめです。

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カタトゥンボの稲妻

カタトゥンボの稲妻は、世界でもベネズエラのマラカイボ湖沿岸だけで見られる気象現象です。主にマラカイボ湖の南とカタトゥンボ川の河口付近でその稲光を見ることが出来ます。1平方キロメートルあたり年間平均233発と世界で一番雷が集中する地域として、2014年1月28日にギネスワールドレコードに登録されました。落雷は夜8時頃から明け方まで続き、そのような日が毎年4月~11月、約240日ほどもあります。世界でも類を見ない頻度の雷、無音の稲妻で、その高さは2~10kmに達します。湖畔のヤシの木やパラフィトスの家を照らす光のショーです。

ベネズエラ・ボリバル共和国大使館

食べ物

アレパ

おそらく一番有名なのは、「アレパ」という白トウモロコシの粉でできたパンに、色々な具材を挟んで食べる料理でしょう。アレパにはスープやその他様々な料理を添えます。人気の「アレパ店」では大体、チーズ、裂いた牛肉のトマト煮、チキン、ローストポーク、ツナ、タコ、スクランブルエッグ、ウズラの卵、ポテトサラダ、アボガド、トマトなどが具材となります。さらにこれらの食材を様々に掛け合わせて新しい味を追求しています。

ベネズエラ・ボリバル共和国大使館

カルネ・メチャーダ

カルネ・メチャーダという料理名もスペイン語で「髪の毛」という意味があります。細く裂いた肉の見栄えからその名が付いたと想像できます。茹でた肉を細かく裂いてから野菜やトマト・香辛料と再び煮込んで作ります。トウモロコシ粉から作られるアレパと呼ばれるパンにつけたり挟んだりして食べられている料理です。

世界の地方料理

アジャカ

ベネズエラの人々にとって、「アジャカ」づくりは年末の家族行事。11月末に親戚が集まり、2日間かけて大量につくります。それを年明けまで少しずつ食べ続けるのだそうです。クリスマスもお正月も、食卓に「アジャカ」が並びます。

1日目は「ギソ」を煮込みます。肉や野菜などの具材を鍋で煮込んだもので、いわゆる種になります。「ギソ」づくりは大抵おかあさんの役目なのだそうです。

次に「マサ」をつくります。とうもろこしの粉で作る生地のことで普通につくると薄い黄色に仕上がります。ここでひと手間! オノートという天然の色素を混ぜて、さらに発色の良い黄色に仕上げます。鮮やかですね!

ROOMIE

お土産(チョコ以外)

コーヒー

コロンビアは世界でもトップを争うほどのコーヒー豆の原産地。そのお隣の国ベネズエラも、実は良質のコーヒー豆が獲れるんです。現在は生産量も少なく、殆どベネズエラ国内で消費してしまうため、あまり海外に輸出されていないのが現状。そんな貴重なコーヒーはお土産にぴったりですよ。

コロンビア産のコーヒーと比べると、ベネズエラ産のコーヒーは酸味が少なく、甘みがある繊細な味。風味豊かで香りの高いコーヒーは、普段コーヒーを飲みなれない人でも飲みやすいので、お土産としても喜ばれます。コーヒー通の人なら、酸味の強いコーヒーとブレンドするのもおすすめ。珍しいベネズエラ産のコーヒーは、一押しのお土産ですよ!

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ラム酒

あまり知られていませんが、ベネズエラは世界的にも有名なラム酒の産地。日本でもよく見るラム酒の中には、ベネズエラ産の物が意外と多いんです。お酒が好きな人にはもちろんのこと、お菓子作りなどにも使えるラム酒は、ベネズエラでおすすめのお土産のひとつ。

ベネズエラで特に有名なメーカーは、サンタ・テレサとパンペロ、そしてカシケの3つ。ベネズエラのラム酒は特に美味しいと世界的でも評判が高いですよ。日本で買うより割安感があるので、いくつか購入して飲み比べてみても良いかもしれませんね。重さもあって割れる恐れもあるので、持ち帰る際には気を付けてください。

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Wayuu族のカバン

世界的に密かな人気になっているWayuu族のバッグは、ベネズエラで人気のお土産となっています。Wayuu族は、ベネズエラとコロンビアの国境地域に住む民族。伝統的な手編みのバッグは、色鮮やかな色彩が特徴で丈夫で長持ち。デザイン性だけでなく機能性も抜群です。コロンビアでも同様に購入することはできますが、まだあまり知られていないベネズエラで購入した方が、断然お得。

一つ一つ手作りなので、バラエティに富んだデザインはどれにするか迷ってしまうほど。南米らしいカラフルな色合いで、持っているだけで元気になります。ベネズエラに訪れたら、ぜひWayuu族のバッグを手に取ってみてください。

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まとめ

ベネズエラ
・希少なポルセラーナ種やチュアオ村のカカオ豆に定評がある

・エクアドル産カカオのクーベルチュールは高価だが入手可能

・美男美女が多い国としても有名

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。