カカオの産地〜アジア・オセアニア編〜ベトナム

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はカカオの産地〜アジア・オセアニア編〜ベトナムです。

このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。

ノワール
半分妄想です!

皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

基本情報

首都:ハノイ
公用語:ベトナム語
通貨:ドン
歴史:1945年にフランスから独立宣言、1954年に承認
宗教:大多数が無宗教、その他仏教など
日本からの行き方:直行便で4.5時間程度

カカオ情報

生産量:3,000トン
主な品種:トリニタリオ種
収穫期:メインクロップ 10月〜12月
    ミッドクロップ 3月〜4月

ベトナムには1800年代後半、フランスからカカオが伝わったと言われています。ですが栽培規模が拡大したのは1980年代、当時のソビエトの支援を受けてからのことだったようです。

そのカカオが実を結ぶ1990年代を前に、ソビエトは崩壊してしまいます。大量のカカオを抱えたベトナムは、製造企業を作り、インドネシアやマレーシアへ輸出することにしました。

近年では「サクセスアライアンス」という官民組織が貿易に関わり、栽培に関する支援も行っています。

チョコレート

MAROU(マルゥ)

そんなベトナム産チョコレートで一番に思い浮かぶのが「MAROU(マルゥ)」ですね!

マルゥは、フランス人のヴィンセント・マルゥサミュエル・マルタがベトナムで出会い、初めて訪れたカカオ農園でその品質の高さに驚き立ち上げたブランドです。

今やベトナムを代表するビーントゥバーブランドとなっています。

ダクラック、ラムドン、ドンナイ、バリア、ティエンジャン、ベンチェの6つの地域で栽培されたカカオをそれぞれシングルでタブレットにしているのも、それぞれ特徴があって面白いですよ!

オンラインショップも開設されていますので、興味のある方はどうぞ!

Puratos

そしてもう一つは、ベルギーのチョコレートメーカー「Puratos」ショコランテ・ガーデナーです。

僕自身も以前の職場で使っていました。カカオ本来のフルーティーさもありながら、滑らかな舌触りになっています。価格もお手頃なので、コスパの良い商品だなと思います。

溶かすと少しもったりしていて、流動性が低いかな?という感じです。薄く伸ばすのにはそのままでは向かないですが、生地に混ぜ込むとかであれば良いと思います!

観光スポット

ダナン

16世紀ごろまでは小さな漁村にすぎなかったダナンですが、商業港がホイアンからダナンに移されたことで、ベトナム中部屈指の商業都市として発展してきました。現在では上質なビーチリゾートが気軽に楽しめるリゾートとして欧米を中心に人気の都市となっています。昨今日本でも注目度が高まっていますが、ハワイやグアムと比べれば、まだまだマイナーなスポットと言えるでしょう。

ダナンからはベトナム中部の世界遺産へのアクセスもしやすいということもあり、リゾート以外の観光拠点に使いやすいと言った点も魅力です。

エアトリ

ハノイ36通り

ホアンキエム湖の北側に位置する旧市街。人々があふれ活気ある市場、バイク渋滞のできる道路など、その混沌とした様は日本人がイメージするベトナムをそのまま切り取ったよう。

ハンドゥオン通りは、ドライフルーツが豊富、ハンバック通りは銀のアクセサリー屋さんが並ぶなど、通りによって全く異なる風景が見られるのも魅力。毎週末にはナイトマーケットも実施されます。

エアトリ

ミトー

ホーチミンから車で1時間30分ほど走った場所にあるミトー。メコンデルタにあるこの町ではメコンクルーズが大人気です。

マングローブの森が広がるメコン川を手こぎボートでゆっくりと移動するメコンクルーズ体験はベトナム旅行に来たならぜひ体験しておきたいアクティビティのひとつです。日本でツアーを予約することもできますし、現地でツアーを探すことも可能です。

エアトリ

食べ物

バイン・セオ

外はパリパリ、中はもっちりのベトナム風お好み焼き。具は豚肉、エビ、もやし、タケノコなど。添えられている香草やレタスに具材をつつんで、ソースにつけてパクッといただきます。

野菜にまかず皮と具をそのまま食べる、具をソースに直接つけて食べるなどいろいろな食べ方ができます。

エアトリ

フォー

日本でも人気のある米麺のフォー。ベトナムの国民食ではありますが、土地によってフォーの味付けもは違います。

フォーは元々フランスの家庭料理、『ポトフ』のレシピを元に作られた料理といわれています。そのため、正統派のフォーは牛肉入りのフォー・ボー・タイ(牛肉入りフォー)。フォーの本場はハノイで、牛肉のだしがきいた味付けになっています。

エアトリ

エッグコーヒー

お土産(チョコ以外)

ベトナムコーヒー

生まれはハノイですが、ホーチミンやダナンのカフェでも見かけます。

卵黄をホイップしたものとベトナムコーヒーを混ぜた飲み物で、舌触りはカプチーノの上澄みに近いです。
黄身の香りが濃厚で、コーヒーとあいまってプリンのような味わいになります。 日本人としてはデザートの感覚に近いかもしれません。

エアトリ

ベトナムは世界最大級のコーヒー輸出国です。町中にもコーヒー豆を売る店が豊富なので、記念に買うのもよいでしょう。ただし、町中のショップは保存方法が良くない店もあり、味に当たり外れがあります。
おいしさを求めるのであれば、TRUNG NGUYEN(コーヒーチェーン店)などで買うのが安心です。

スーパーで購入できるインスタントのベトナムコーヒーも持ち運びに便利で、小分けにできておすすめです。

エアトリ

ドリアン

ベトナムでは古くから刺繍をたしなむ文化があり、ハンカチ、ポーチ、きんちゃく袋などかわいい小物が市場や専門店などいたるところで購入できます。

市場ではハンカチ1枚17400ドン程(約100円)から販売されています。女性や家族にも喜ばれる手頃なお土産として人気です。

エアトリ

まとめ

ベトナム
・カカオ栽培が本格化したのは1980年後半

・マルゥチョコレートが一番メジャー

・コーヒーに練乳を入れて飲むのがベトナム流

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。