カカオの産地〜中南米編〜 ブラジル

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はカカオの産地〜中南米編〜ブラジルです。

このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。

ノワール
半分妄想です!

皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

基本情報

首都:ブラジリア
公用語:ポルトガル語
通貨:レアル
歴史:1822年にポルトガルから独立宣言、1825年に承認
宗教:カトリック教、プロテスタント等
日本からの行き方:アメリカ、ヨーロッパ、中東等を経由して26〜30時間程度

カカオ情報

生産量:20万トン(世界第7位)
主な品種:トリニタリオ種、フォラステロ種
収穫期:メインクロップ 10月〜3月
    ミッドクロップ 6月〜9月

ブラジルはかつて、アメリカ大陸で最大のカカオ豆生産国でした。ですが1989年に襲った「天狗巣病」によって、大打撃を受けてしまいました。

この天狗巣病、感染した植物の茎や枝が以上に密生することから、別名「魔女のほうき」と呼ばれている厄介な病気です。

この天狗巣病の影響により、ブラジルでのカカオ豆の生産量はかつての4分の1程度にまで落ち込んでしまいました。

このような苦境を超えて、現在ではカカオ生産量を向上させる取り組みも行われています。現在でも世界7位にランクインしてますから、すごいですよね。

チョコレート

そんなブラジル産のカカオ豆を使用したチョコレートをご紹介していきますね。

まず最初はフランスの高級メーカー、ヴァローナ社のマカエです。

このマカエの特徴としてまず挙げられるのが、フルーティーさですね。マンゴーっぽい風味と程よい酸味があります。そして最後には力強いカカオ感と苦味があって、とても特徴のあるクーベルチュールかと思います。

あと同じく、ヴァローナのイタクジャというクーベルチュールも、ブラジル産カカオ豆を使用しています。

こちらは発酵の段階でなんとパッションフルーツを加えるという、変わった製法を採用しています。はっきりと感じるパッションフルーツ感、面白いですよ!高いけど!

観光情報

観光スポット

コルコバードの丘

リオデジャネイロと言えば、なんといっても山の上に大きく手を広げているキリスト像!このキリスト像はそのぽっこりとした形が印象的な標高710mの「コルコバードの丘」の上に、両手を大きく広げて立っています。1931年のブラジル独立100周年を記念して立てられ、その高さはなんと約40m!

晴れの日も雨の日も、また朝も夜も、その威厳に満ちた姿がリオ市内からもはっきりと見えます。

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リオのカーニバル

世界最大の祭りとして名高い「リオのカーニバル」。カーニバルの期間となると世界中から観光客が押し寄せ、街はとてつもない盛り上がりを見せます。

一般的に、リオのカーニバルと聞いて想像するのが、こちらのカーニバル!リオの中心街に程近いサンボードロモと呼ばれる会場で行われるこちらのパレードでは、華やかな衣装のダンサーや、重低音の打楽器隊などが観客を魅了します。

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イグアスの滝

アフリカのヴィクトリアの滝、アメリカのナイアガラの滝と並んで世界三大瀑布に数えられる南米「イグアスの滝」。ブラジルとアルゼンチンの国境に位置し、その両国側から大迫力を満喫することができます。

目の前でとてつもない轟音を立てながら流れる滝の迫力は、想像以上!その水量は世界三大瀑布の中でもダントツと言われています。

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食べ物

フェイジョアーダ

フェジョンの中に豚の耳や足、牛肉や干し肉、ベーコン、チョリソーなどを一緒に煮込んだものが「フェイジョアーダ」と呼ばれるブラジル人の国民食。

この料理の由来は、”昔、アフリカからの奴隷が、主人が食べない部位を煮込んで食し、過酷な労働を乗り切った”だとか、”本来捨てるような部位を煮込んだフランス料理やポルトガル料理のブラジル版だ”など、諸説あるようです。

栄養満点のフェイジョアーダはブラジル人のエネルギーの源とも言われるくらいの国民食。ブラジルに行った際は、ぜひ食べてみてください。

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スイーツ

ヨーロッパ、特にポルトガルの影響を大きく受けているブラジルでは、スイーツの種類も豊富。スイーツのことをポルトガル語では「doce(ドーシ)」といい、甘く、ココナッツを使ったお菓子が豊富です。暑い気候に対応するため、デコレーションケーキで使うクリームは、生クリームではなくバタークリームが主流。保存できるように甘さを濃くしてあるそうです。

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ひと口サイズのトリュフのような姿をした「ブリガデイロ」は、コンデンスミルク、ココアパウダーとバターを煮詰め、丸めたお菓子。スプレーチョコレートやココナッツで飾り付けられています。

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「プジンジレイチコンデンサード」は、牛乳に練乳、卵、砂糖を合わせてオーブンで蒸し焼きにされた、食感固めのこってりとしたプリン。

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お土産(チョコ以外)

コーヒー

世界一の生産量を誇るブラジルコーヒーは、絶対に喜ばれる定番のお土産!酸味・苦味・コクのバランスがよく、スッキリとした味わいで飲みやすいのが特徴です。

日本でもブラジル産のコーヒーはよく売られており、馴染み深いのでどれを選んでも好まれること間違いなし。

特に人気なのは、「Pilao」というメーカーのもの。空港やスーパーなど様々な場所で手軽に購入可能で、値段もお手頃です。密封パックのものは軽くて小さいので、持ち運びにも便利でお土産に最適。

オーガニックや焙煎済み、豆そのままを袋詰めしたもの、と様々な種類があるので好みに合わせて選んでください。

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マテ茶

マテ茶とは、ブラジル産「イェルバ・マテ」という植物の葉や枝から作る飲み物です。

ビタミン・ミネラルをはじめ、飲むサラダとも言われるほど豊富な栄養が含まれています。健康・美容に良いため、特に女性へのお土産におすすめ!

最近はオレンジやピーチなどフレーバーつきの商品も販売されているため、色々な味や香りを試してみるのも楽しいです。お気に入りの一品を見つけてみてくださいね。なかでも、シトラス系はさっぱりとした味わいなので幅広く好まれるでしょう。

土産店やスーパー、空港などどこでも手に入り値段もそれほど高くないので、気軽に購入してみてください!

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ボンフィン

麻などの紐を編み込んで作られた「ボンフィン」は、日本で言うミサンガの一種。フィッタやマクラメと呼ばれることもあります。

腕や足首に巻き、自然に切れると願いが叶うという言い伝えのもと、古くよりお守りとして親しまれてきました。今では、ブラジル定番のお土産として旅行者からも大人気!

最近ではおしゃれなアクセサリーとして若者のファッションに取り入れられています。ブラジルらしいカラフルな色合いのものが多く、素材も糸やナイロンなど様々。

見た目が可愛く、リーズナブルに手に入るのでお土産にピッタリです♪ひとつひとつ手編みなので、同じものが一切なく温かみを感じるのも魅力の一つですね。

トリパ

まとめ

ブラジル
・生産量は植物病で減少したものの世界7位

・ヴァローナからフルーティーなクーベルチュールが販売されている

・実は美容整形がアメリカに次ぐ世界第2位

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。