こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。
さて、今回はカカオの産地〜アフリカ編〜ガーナです。
このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。
皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。
それでは早速、進めていきましょう!
基本情報
首都:アクラ
公用語:英語
通貨:セディ
歴史:1957年イギリスより独立。
宗教:キリスト教、イスラム教
日本からの行き方:ロンドン、フランクフルト、パリ、アムステルダム、ローマ、ドバイ、カイロ等を経由して20時間程度
カカオ情報
生産量:83万トン(世界第2位)
主な品種:フォラステロ種
収穫期:メインクロップ 9月〜3月
ミッドクロップ 5月〜8月
ガーナには10州あり、そのうち中南部の6州(ウェスタン州、セントラル州、ブロング=アハフォ州、イースタン州、アシャンティ州、ヴォルタ州)にて主に栽培されています。
その通り。ガーナではカカオ豆の生産を国が管理しているから、安定した品質のものが供給されるんですね。
チョコレート
日本に輸入されるカカオ豆の80%以上がガーナ産なので、皆さんが普段食べているチョコレート菓子なんかもほとんどガーナ産ですね。別にロッテに限らずね。
製菓用チョコとなると、日本のブランドでは日新化工の「ガーナスイート」
そしてもう一つはフランスの高級ブランドヴァローナの「ニアンボ」です。
どちらも日本人に馴染みのある味なので、食べやすいお菓子に仕上がるかなと思います。価格はガーナスイートの方が圧倒的に安いです。特徴はヴァローナの方がよく出てて、少しスパイシー。
家で作るのであればガーナスイートで十分かなと思います。
観光情報
観光スポット
ケープコースト城
ガーナの観光スポットの中でもとても人気が高いケープコースト城は、2009年にアメリカ合衆国オバマ大統領家族が訪れた際にも注目されました。15世紀にヨーロッパ人によって建設された42の城や要塞の中で最も保存状態が良く、世界遺産にも登録されています。青い海と空の間にそびえ立つ白く美しい外観、ギニア湾に面して並べられた大砲、多くの奴隷収容施設など見所がたくさんあります。
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また、奴隷貿易の公立博物館にもなっているので、ガーナを訪れた際にはその国の歴史を知るチャンスとしてもってこいです。
カクム国立公園
このカクム国立公園のユニークな点は何と言っても、高さ30メートル(一番高いところでは50メートル)の吊り橋を歩いて大自然を一望できるところ!7つの樹木を繋ぐ吊り橋は全長は330メートルにも及び、200種類以上の鳥類や400種類以上の蝶、運が良ければマルミミゾウやバッファロー、オリーブヒヒ等のほ乳類にも出会えます。少し乱雑な吊り橋の配置がより一層のスリルを感じさせてくれますよ。
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熱帯雨林では気候の変動が多いので、足を運ぶ際は雨具を忘れずに。
ケジェティアマーケット
首都アクラに続く、第二の都市クマシにあるのが西アフリカ最大の青空市場ケジェティアマーケットです。45.000を超える店や露店が並んでおり、食品や衣服、工芸品など欲しいものは全てここにあるとも言われています。クマシはファッションの中心地とも呼ばれており、伝統的な布類やアクセサリーをお探しの方は足を運ぶ価値アリですよ。
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ガーナの伝統的な織物ケンテやカラフルなビーズの豊富さと色の鮮やかさに、ついうっとりしてしまいそうです。しかしとにかく広いうえに人が多いので、スリにはご注意を。
食べ物
ガーナ料理の特徴としては、赤い料理が多いようです。トマトやシトという唐辛子、パームオイルが使われているためとのこと。気になった食べ物を3つピックアップしてみました。
ワチェ
「ワチェ(Waakye)」は朝ごはんの定番。お赤飯のような、お米と小豆を一緒に炊いたものです。
ワチェの豆ご飯に、トマトシチュー、そして「シト」と呼ばれる辛いソースをミックスして食べます。シトとは、「食べる鰹節」みたいなもの。乾燥した魚とエビの粉末を各種スパイスと一緒に油で煮込んだものです。このシトがなかなか美味しく、ワチェは結構日本人の口に合います。そしてオプションでスパゲッティとサラダをつけるのが一般的。さらに「ガリ」という乾燥キャッサバの粉や、ゆで玉子、フライドフィッシュまたはチキンも付けることができます。
辛さはシトの量で調節できます。辛いのが苦手な人は、オーダーする際にシトの量も伝えましょう。減らしすぎると味がしなくなってしまうのでご注意を。
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バンクー
バンクーはキャッサバ(イモみたいなもの)とメイズ(甘くないとうもろこし)を発酵させたものを、お湯で練って大きな団子状にしたもの。ガーナで最もよく食卓にあがる主食です。発酵食品なので、味も匂いも酸っぱく、初めて食べる日本人はちょっと苦手と感じるかもしれません。
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フフ
「フフ(Fufu)」は、キャッサバとプランテーン(食用バナナ、甘くなる前の緑色のもの)を茹で、それを臼と杵でついて、捏ねて丸めたもの。
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そう。なんと、日本の餅つきと同じ手法で作るのです。だから食感も餅のようにモチっとしています。フフは作るのに時間がかかり、日常でも食べられますが、特別な行事のときに振る舞われることが多い食べ物です。そのため、バンクーよりもお目にかかれる頻度は低めです。
お土産(チョコ以外)
ケンテ
「ケンテ(Kente)」とは、ガーナの伝統的手織物です。ガーナではお祭りのときに、偉い人たちがケンテでできた伝統衣装をまとってパレードします。アフリカ布は他のアフリカ諸国でも同様のものが購入できますが、ケンテはガーナ特有のもの!
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シアバター
シアバターもマストなガーナ土産です。シアバターの原料であるシアナッツは、西アフリカ原産。ガーナは世界のシアナッツ生産量第4位です(2017年)。日本と比べて格安で購入できます。
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「保湿の王様」とも呼ばれるシアバター。筆者は、無加工の100%天然のシアバターを購入しました。日本で市販されているハンドクリームやリップクリームよりも格段に保湿効果があります(個人差あり)。また、ヘアオイルとしても使用できます。そんな優秀なガーナのシアバターは、1年中手放すことができません。
まとめ
・馴染みのある味なのでお菓子作りにも使いやすい
・シアバターをお土産にすると女子が喜ぶ
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!