カカオの産地〜中南米編〜 パナマ

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はカカオの産地〜中南米編〜パナマです。

このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。

ノワール
半分妄想です!

皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

基本情報

首都:パナマ・シティ
公用語:スペイン語
通貨:バルボア
歴史:1821年にスペインから独立、1903年にロンビアから独立
宗教:カトリック、プロテスタントなど
日本からの行き方:アメリカ経由で19時間程度

カカオ情報

生産量:1000トン
主な品種:フォラステロ種
収穫期:メインクロップ 3月〜6月
    ミッドクロップ 7月〜2月

パナマのカカオ生産量はそれほど多くはないものの、やはり中南米ということもあり歴史は深いです。

先住民のクナ族は、スパイスを混ぜたカカオをお湯で溶いた飲み物を一日4〜5杯飲むそうです。そんなクナ族は世界で最も心臓病や高血圧になる割合が低いことが研究の結果分かりました。

こうした研究が元となり、カカオに含まれるフラバノールという成分にも近年注目されています。

チョコレート

パナマ産カカオを100%使用したクーベルチュールというのは今の所情報がありません。

バレンタイン時期には輸入されているようですので、見つけたら追記するようにしますね!

観光情報

観光スポット

パナマ運河

パナマシティを観光で訪れた誰もが訪れる場所がここパナマ運河。南北のアメリカ大陸を結ぶパナマ地峡が一番細くなる部分に築かれたもの。太平洋側と大西洋側を結ぶもので、1914年に開通しました。

こちらパナマ運河を観光する方法としては大きく分けて3つほどあります。

まずはパナマ運河クルーズに参加するパターンです。毎週土曜日にパナマシティのバルボア港から遊覧船が出港。ミラフローレス水門に向かい、パナマ運河に入っていきます。その後ミラフローレス湖に入り次の水門を目指していくといったクルーズです。

次はミラフローレス水門に直接行き、パナマ運河を往来する船を見学すること言ったコース。

最後がパナマ運河鉄道に乗り、その車窓からパナマ運河の雄大な景色を堪能するもの。

どのコースが日程に合いそうですか?パナマ運河は必ず訪れましょうね。

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ポルトベロとサン・ロレンソ

パナマにある世界遺産として、一番最初に登録された場所がここポルトベロ要塞とサン・ロレンソ要塞です。1980年にユネスコ世界遺産の文化遺産に登録され、5箇所の要塞跡やサン・ロレンソ要塞の遺構が対象。パナマシティから約100km北東にあるこちらの港町は、スペイン植民地時代にはその他のラテンアメリカの植民地から集められた、金銀財宝をスペインへ運び出すための拠点になっていました。その為、海賊たちからの略奪行為の脅威にさらされ、街を守るために作られたのが、これらの要塞です。

その軍事施設の建築基準が当時の物として素晴らしいため、世界遺産として登録されました。パナマ第二の都市コロン周辺にあるのですが、コロン自体が治安の面で不安があるので、観光の際には身の回りのものに注意をしてくださいね。

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パナマ・ビエホとパナマ歴史地区

パナマシティ内に存在している世界遺産「パナマ・ビエホとパナマ歴史地区」。1997年に文化遺産に登録され、その後2003年に拡張して登録されました。主な建物群は、大聖堂周辺の女子修道院や貯水タンク、サン・フアン・デ・ディオス病院やテリン邸跡などあり、16世紀後半から17世紀前半に建てられたものです。

また 西地区周辺には、メルセー修道院やマタデーロ橋、北地区周辺には、王の橋やサン・ホセ修道院の教会跡などがあり、パナマシティのスペイン植民地時代の歴史を感じる重要なエリア。中世のヨーロッパのような雰囲気の街歩きを楽しんでみてください。

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食べ物

アロス・コン・ボンジョ

その名の通り、鶏肉をトマトソースで煮込み、パセリ、ローリエ、にんにく、サフラン、塩・胡椒などを加えてさらにそこにお米を投入した鶏肉混ぜごはんです。パナマでは知らない人はいないであろう、とてもポピュラーな定番料理。

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ユカ・フリーダ

日本ではキャッサバの名前で知られる「ユカ」という芋を揚げたもので、現地ではメインディッシュの付け合わせとして、お酒のおつまみとして、子供のおやつとして、幅広く親しまれています。

レストランでお肉やお魚を頼むと付け合わせとして papas fritas(フレンチフライ)か後ほどご紹介するpatacones(パタコネス)、あるいはこのYuca fritaが選べる場合が多いです。

ユカは繊維質なため、同じ揚げ物でもポテトフライより食感が軽く、外はさっくり中はほっくりしています。日本で食べられるところはほとんどないので、パナマに行く際にはぜひ注文してみてください!

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オハルドゥレ

左にある白いものがHojaldre(オハルドゥレ)。

パン生地を平べったく伸ばして油で揚げた、日本でいうところの揚げパンのようなものです。

砂糖をふりかけて甘くして食べることもあれば、生地そのものの素朴な甘さを味わいつつ、写真のようにおかずと共に楽しむこともあります。

パナマの定番朝食で、現地では幅広い年代に親しまれています。筆者の友人が住んでいたマンションの下にはいつもHojaldreを売る屋台が来ていて、朝は大人気で行列ができることもありました。

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お土産(チョコ以外)

コーヒー豆(ゲイシャ)

2014年、日本のスターバックスで1杯1,998円で販売されたコーヒーをご存知でしょうか。

それが、パナマ産のゲイシャコーヒーです。

ゲイシャというのはコーヒー豆の一種で、エチオピアが起源の品種。そこから中米へわたり、現在は中米を中心に生産されています。

その中でも、パナマのエスメラルダ農園という農園が世界で1番有名なゲイシャの農園となっています。ゲイシャをここまで流行らせたきっかけとなったのも、この農園です。

肝心のお味ですが、ジャスミンのような強いお花の香り、そしてレモン、パッションフルーツのようなフルーティーさ、そして蜂蜜やチョコレートのような甘い後味を持つと言われています。

たびこふれ

まとめ

パナマ
・クナ族の研究によりカカオのフラバノールに注目が集まる

・パナマ産チョコレートはバレンタイン時期に手に入る可能性あり

・パナマ運河は全長80km

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。