カカオの産地〜中南米編〜 コスタリカ

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はカカオの産地〜中南米編〜コスタリカです。

このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。

ノワール
半分妄想です!

皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

基本情報

首都:サン・ホセ
公用語:スペイン語
通貨:コスタリカ・コロン
歴史:1821年にスペインから独立
宗教:カトリック、プロテスタントなど
日本からの行き方:アメリカ経由で19時間程度

カカオ情報

生産量:600トン
主な品種:クリオロ種、トリニタリオ種
収穫期:メインクロップ 7月〜2月
    ミッドクロップ 3月〜6月

コスタリカのカカオも古代からの歴史をもっています。マヤ文明時代には重要な交易ルートであり、行き交う人々はここでカカオを口にしていたようです。

栽培はというと、決して盛んなわけではないようです。みなさん、スーパーでこれ見かけたことありますかね?

チキータバナナですね。結構色んなとこで売ってるかと思います。このチキータブランドのバナナは以前コスタリカで栽培されてたんですけど、病害で致命的な損害を受けてしまいました。

その代わりの作物としてカカオが植えられたんですが、今でもそれほど生産量は伸びてないですね。

ただ、コスタリカでは新しい動きが注目されています。それが「アグリツーリズム」。つまり農業体験ですね。観光客にカカオの収穫やチョコレート作り、宿泊を提供して収入を得る。他国ではあまり見られない光景ですね。

チョコレート

そんなコスタリカ産チョコレートはグリーンビーントゥバーで販売されています。

コーヒーのようなアロマが特徴的で、心地よいビターな味わいが口の中に広がります。
甘み、酸味、苦味のバランスがとれた食べやすい1枚です。

green bean to bar

観光情報

観光スポット

アレナル火山

首都サンホセから3時間、コスタリカのシンボルとも言えるアレナル火山がそこにあります。標高は1600mちょっとなので特に高いわけではありませんが、コスタリカの中で最も活発な活火山であり、今なお運が良ければ溶岩が流れ出ているのを見ることができます。ふもとの町ラ・フォルトゥナにはたくさんのツアーがあるので、この火山がある国立公園を効率よく回りたいなら参加するといいですよ。

首都サンホセからから日帰りで行ける距離ですが周辺には見どころが満載なので、ぜひ宿泊してこの火山と公園を訪れることをおすすめします。

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コスタリカ国立劇場

スイスのように非武装中立国・コスタリカの首都、サンホセの中心に位置する劇場で、国民に愛されているのはもちろん、観光客にも人気です。「コスタリカで内乱が起こらないのは、この劇場の窓を割りたくないから」と言われているぐらい国民に愛され、大切にされてきたコスタリカ国立劇場。ヨーロッパ風の建造物は外から見るだけでも価値がありますが、昼間は入場料を払って素敵な内部の見学もおすすめです。

さらにおすすめしたいのが、劇場で年中催されているミュージカルやコンサートに出かけること。パリのオペラ座を模して建造されたと言われているこの観光地で、素敵なショーや音楽を鑑賞してみてはいかがですか?

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リオセレステ滝

この観光スポットは、ボルカン・テノリオ国立公園内でしっかりと保護された神秘的な滝。その神秘性は氷河湖に見られるようなあのターコイズブルー色にあります。氷河湖の色の理由と同じく、やはりこのリオセレステ(空色の川)にもある鉱物が含まれていて、太陽光を反射させてあの色を発するんだそうです。

2012年にはフランスで「世界一美しい滝」にも選ばれたこの滝、実は山道を一時間以上歩いてやっと出会える、コスタリカの中でも少し秘境とも言える位置にあります。だからこそこの滝に出会えた時の感動は、例えようがないのかもしれませんね。

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食べ物

ガジョ・ピント

こちらは現地のマクドナルドの朝食メニューにあるほど地元の方に愛されている国民食です。ご飯と一緒に黒いんげん豆を炊き、そこに玉ねぎなどのたくさんの野菜を一緒に炒めたものです。コスタリカ人は辛いスパイスなどは使わず素朴な塩味がベースになることが多いです。

Travel Note

お土産(チョコ以外)

コーヒー豆

中米には他にグアテマラなど良質なコーヒーを産出する国が複数存在しています。実はここコスタリカでも良質なコーヒーが産出されているのです。実際街中のカフェなどでコーヒーを飲んでもあまり美味しくないなどの体験をされるかとは思いますが、それは良質な物は輸出用に出荷されてしまっているからです。お土産用としてのものはスーパーマーケットやお土産物を販売しているお店、または空港の免税店などにて販売がされています。豆の状態の物、挽かれた状態の物、また各主産地にこだわったものなどいくつもの種類が販売されていますのでご自分の趣向にあわせて選ぶのも楽しいものです。実際にコーヒー農園の見学もできる場所がありますのでその際の購入もおすすめです。

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サルサ・リサーノ

これぞコスタリカの家庭の味と言い切っても過言がないほどほとんどの家庭に置いてある国民的な調味料がこちらのサルサ・リサーノです。コスタリカ料理として代表的なものであるガジョ・ピント(Gallo Pinto)を調理する際には必ずと言っていいほど使用されますし、また肉や野菜類にかけてもとても美味しくなる大変便利な調味料です。こちらのソースはスーパーマーケットや街中にある小さな商店、またはサンホセ郊外にある国際空港内の免税店などでも購入可能ですのでコスタリカで料理を食べて美味しいと感じた方には是非とも購入してもらいたいお土産の一つです。これさえあれば日本でもコスタリカの味を感じることができますよ。

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まとめ

コスタリカ
・観光で収益を上げる新しいタイプのカカオ農園がある

・グリーンビーントゥバーでチョコレートを販売している

・世界一美しい鳥ケツァールは火の鳥のモデルと言われている

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。