カカオの産地〜中南米編〜 ホンジュラス

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はカカオの産地〜中南米編〜ホンジュラスです。

このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。

ノワール
半分妄想です!

皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

基本情報

首都:テグシガルパ
公用語:スペイン語
通貨:レンピア
歴史:1821年にスペインから独立、1838年に中米連邦から独立
宗教:95%がカトリック教、その他プロテスタントなど
日本からの行き方:アメリカを経由して22時間程度

カカオ情報

生産量:1000トン
主な品種:クリオロ種、トリニタリオ種
収穫期:メインクロップ 9月〜3月
    ミッドクロップ 5月〜8月

ホンジュラスって、世界最古のカカオ文化を持つ国って言われてるんですね。カカオ文化がメソアメリカ発祥というのは、以前お話ししましたね。

チョコレートは飲み物だった!?カカオとメソアメリカのお話

2020年7月28日

このホンジュラスで発見された遺跡から、カカオが栽培されていた形跡を残す証拠が見つかりました。紀元前1150年にはすでにカカオが消費されていたようです。

ノワール
そんなに歴史のある国なんだね!

そうなんです。ところが、ホンジュラスのカカオ栽培が危機にさらされる出来事が1998年に起こりました。それが、ハリケーン「ミッチ」です。

史上稀に見る強大なハリケーンによって、カカオ栽培にも壊滅的な被害が出ました。そしてハリケーンを起因とした経済不況や政情不安によって、20世紀後半には在来品種が絶滅の危機にさらされました。

ハリケーンにより壊滅的な状況となったカカオ産業を復活させるため、スイスのチョコレートメーカーがホンジュラスのカカオ生産者連盟とパートナーシップを結びました。

さらに、ホンジュラスを拠点とする企業による希少種再生プロジェクトも進んでいます。

この取り組みで、ホンジュラスの歴史あるカカオ栽培が復活してくれるといいですね!

チョコレート

そんなホンジュラス産チョコレートは、東京蔵前のビーントゥバー「ダンデライオンチョコレート」で入手することができます。

モスキーティア地方にあるリオ・プラタノ生物圏保護区で作られたこの豆は、艶やかで自然に満ち溢れたフレーバーが特徴です。キャラメリゼしたアーモンド、バニラの味わいに加え、チャイのような風味も感じられます。

チョコレートの世界最高峰の品評会「インターナショナル・チョコレート・アワード 2018(Asia-Pacific)」において、少量生産で香料などを使用しないチョコレートバーが対象となる「Micro-batch – Plain/origin dark chocolate bars」部門において、銀賞を受賞いたしました。

DANDELION CHOCOLATE

オンラインショッピングもあるので、興味のある人は覗いてみてくださいね!

観光情報

ホンジュラスは世界でも最も危険な国と言われ、殺人発生率は何と日本の200倍!世界の危険な国ランキングでも常に上位に入るほど、治安の悪い国と言われています。

ですがそんなホンジュラスにも観光する場所はあります。首都であるテグシガルパは比較的安全と言われていますので、そこを中心に情報を集めました。

観光スポット

カテドラル

中央公園の東側正面に位置するカトリック教会です。植民地時代にイタリア人建築士が設計したバロック調コロニアル建築で、内部は彫刻、絵画、ステンドグラスで飾られた美しい内装です。

tripnote

サンタマリア・ドローレス教会

カテドラルから500メートルほど北西にある、テグシガルパで最も古く、最も美しい教会です。教会の前は広場で露店が並んでおり、ホンジュラス土産を安く買うことができます。

tripnote

ピカッチョの丘

テグシガルパの中心部より北方に位置する丘の上の公園です。それほど高い山ではないのですが、キリスト像が建てられており、テグシガルパのどこの街からも見上げることができます。

中央公園から車でおよそ20分。高さ30メートルのキリスト像は白亜で美しいです。夜になるとライトアップされ、ボーっと浮かぶその様は、街の治安を憂いているようにも見えます。

この丘には小さな動物園もあり、中南米特有の動物がいます。テグシガルパの街を一望できる素晴らしい眺めの丘です。

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食べ物

カルネメチャーダ

カルネメチャーダはホンジュラス以外にも、コロンビア・エクアドル・ベネズエラなど南米北部の国々で食べられています。

カルネ(Carne=肉)、メチャーダ(Mechada=裂く)という意味があると教えてもらいましたが、両方繋げて「Carne Mechada」というと「髪の毛の束」という意味もあるとのこと。お肉を割いた状態が髪の毛に見えるという例えとしてついた名前のようです。
パンやトルティージャに挟んだり、ご飯とともに食べたり、またシンプルなお肉料理なので色々なサイドメニューとも相性が抜群です。

ちなみに同じ「カルネメチャーダ」でも、ラテン系の国ではそれぞれ違った料理を指すことがあるのでご注意くださいね。

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お土産(チョコ以外)

コーヒー

ホンジュラスは、コーヒーの産地として知られおり、コーヒー好きな方には特におすすめ。有機栽培が行われている大規模なコーヒー農園があるので、自然を感じながら観光できます。

様々な種類があり、地域によってコーヒー豆の種類が違うので周ってみると面白いですよ。お店などで事前に飲み比べて好みのものを選んでくださいね。

skyticket

遺跡関連のグッズ

有名な遺跡として知られている、コパン遺跡があります。近くにはその遺跡に関連したグッズが販売されてますよ。マヤ文字が記された小物類や、衣類もあります。

また、女性の方へは翡翠のアクセサリーがおすすめ。美しい石のアクセサリーは神秘的で、魅力的です。コパン遺跡は観光スポットでもあるため、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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まとめ

ホンジュラス
・ハリケーンによってカカオ栽培に壊滅的な被害

・ダンデライオンチョコレートで購入可能

・治安は悪いが一般には温かい人が多い

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。