超濃厚!テリーヌショコラの作り方

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回は最近話題のテリーヌショコラを作ってみました。コンビニでも販売されるほど、人気の商品になっていますね。濃厚な味わいが特徴です。

まるで生チョコのようなねっとりとろけるような食感ですが、実は焼き菓子。レシピも小麦、バター、生クリームの有無で色々ありますが、今回は小麦無しで作っています。相性の良い赤ワインも入れて、大人味に仕上げました。

作り方はとても簡単、混ぜるだけ。詳しいレシピもまとめましたので、参考にしてみて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

必要なもの

材料(36cmトヨ型1本分)

  • 無塩バター 160g
  • 生クリーム35% 128g
  • グラニュー糖 57g
  • 塩 3g
  • ビターチョコレート70% 359g
  • 卵黄 150g
  • 赤ワイン 143g

ビターチョコレート70%

今回選んだチョコレートは、カカオバリー社の70%ビターチョコレート「サンドマング」です。

70%と高カカオ分な割に変なクセがなく、力強いカカオ感があるクーベルチュールとなっています。特徴としては少しスパイシーで、ワインのような風味があること。

そんなわけでレシピにも赤ワインを加えて、全体としてワインを感じられるようなテリーヌショコラにしてみました。

器具

トヨ型

今回使用した型です。超濃厚なテリーヌショコラなので、断面が小さいものをチョイスしました。あまり大きいと、食べるのが苦しいので。

36cmと長いので、1センチサイズでカットしても36個分あります。多い場合はレシピを減らして、型もアルミホイルとかで塞いでしまえば少量で作ることも可能です。

ブレンダー

これは別に無くても作ることができます。あれば生地をしっかりと乳化させることで、さらに良い状態にできるのでご紹介しています。

お菓子作りだけじゃ無くてスープや離乳食作りにも重宝するので、一家に一台あれば便利かなと思います。

ブレンダーは様々なメーカーがありますが、このブラウンがパワーが強くて一番オススメです。僕の周りのショコラティエも多くが使ってます。ヒゲソリだけじゃないんですね!さすが!

作り方

生地を作る

まず生地を作っていきます。材料は手前にあるものが全てで、バターと生クリーム、砂糖と塩、チョコレート、卵黄、ワインの順番に入ってます。

まずはバターと生クリーム、砂糖、塩を鍋で沸かしていきます。

沸かしながら、チョコレートを細かく刻んでおきます。溶ければいいので、そこまで神経質に粉々にする必要はなしです。

刻んだら、元のボウルに戻しておきます。

生クリームとバターが沸いてきましたね。

沸いたら、刻んだチョコレートの方に一気に加えます。

生クリームの熱でチョコレートは全て溶けるので、均一に混ぜておきます。

混ざったら、卵黄を投入。この時点でチョコの温度は50℃くらいなので、卵黄を一気に入れても固まる心配はないです。

ちなみに卵黄には乳化を促す成分「レシチン」というものが含まれています。
乳化については以前こちらの記事にて詳しく説明していますので、知らないよって方は参考にしてみて下さい!

生チョコとは?チョコとどう違う?その定義や作り方について

2020年9月13日

このレシチンのおかげで、生クリームなどの水分とチョコレートの油分がしっかりと混ざり合うんですね。

ただ、卵黄ばかり使って卵白が余ります。今度マカロンでも作りますかね。

続いてワインを投入します。このレシピ、全体量に対してワインが多めの配合になってます。つまり水分が多いんですが、これもレシチンのおかげできっちりと乳化させることができます。

これで必要な材料は全て入ったので、あとはブレンダーで全体をきれいに乳化させます。

ホイッパーだけでも十分混ざりますが、ブレンダーをかけることでさらにきれいな乳化状態を作ることができます。

生地が完成したら、型に流していきます。型にはあらかじめオーブンペーパーを敷いてます。

焼く

オーブンで焼きます。今回は余熱あり、150℃の15分で焼けました。

焼き上がった生地の表面です。均一に火が入って、きれいに焼けてますね。

両サイドにナイフを入れて、取り出します。

ですが紙が少し小さかったようで、取り出すのに苦戦しています。もう少し余白を大きく取って、引っ張れるようにしたほうがすんなり出せると思います。

無事取り出せました。

紙を剥がすとこんな感じになりますね。シワはココアである程度目立たなくなります。

仕上げ

全体にココアを振って仕上げていきます。

コンロでナイフを温めると、カットしやすくなります。これ、テリーヌだけじゃ無くてショートケーキなどをカットする時にも使えます。

断面のクリームが熱で溶けて、きれいにカットすることができるんですね。1カットごとにナイフを拭くことをお忘れなく!

お好みの厚さでカット。今回は1センチほどでカットしました。

この断面の溶けた感じ!テリッテリですね、テリーヌだけに!すいません。

お皿に盛り付けて、完成です!

まとめ

というわけで、最近話題のテリーヌショコラでした。赤ワインの風味も感じられる、甘さ控えめの大人スイーツになりました。

工程としては混ぜるだけで簡単なので、興味のある方は試してみて下さい!

内容を動画にまとめました。

 

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テリーヌショコラ
・生チョコのような口どけと濃厚さを持つが、焼き菓子

・混ぜるだけで簡単に作ることができる

・ナイフを温めてカットすると綺麗に切ることができる

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。