こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。
さて、今回はみなさまお待ちかね、DIYのお話です。
そうですね。YouTubeの編集してたらなかなか進まずでしたね。やっと立ち上がりましたので、よければ覗いてみてくださいね!
さて、前回は不要な窓を塞いで壁にしましたね。なかなか工程が多い作業で大変でした。
今回は天井に梁を作ろうと思います。前回とは違って工程自体は少ないですが、一つ一つの作業がヘビーでした。詳しくは本編で。
それでは早速、進めていきましょう!
梁を作る理由
梁を作ると聞いて、何で?って思った方、多いかもしれませんね。普通は賃貸マンションに梁なんか作ろうと思いませんからね。
梁を作る理由は、照明のためです。入居時についていた照明はこちら
いたって普通のシーリングライトですね。アトリエを作るにあたって、照明がこれでは全然雰囲気が出ません。光色も白いし。
なので、ダクトレール照明に変えようと思いました。
あんまり聞き慣れない用語かもしれませんが、きっと見たことあると思いますよ。
おしゃれなカフェとかで見る、レール式の電源のことですね。スポットライトやペンダントライトが付けられていることが多いです。
レール上の好きな位置に照明を配置できるので、自由度が高い照明としても知られています。
ダクトレール照明を付ける方法
賃貸でダクトレール照明を付けようと思えば、引掛シーリングを利用したこのような物を使うのが一般的かなと思います。
これはこれでお手軽にダクトレール を設置できるので良いのですが、問題点としては
- 長さが短い
- 1カ所にしか付けられない
ところですね。長いもので1.5mはありますが、部屋の広さを考えると倍の3mは欲しいところ。
そしてこの1本を付けてしまうとそれ以外には付けられない。ある程度照度も必要なので、3本は付けたいと思っていました。
照明器具については次回で詳しくご紹介しますが、とりあえずダクトレールを取り付けるために梁を作ると考えてもらえればOKです。
必要なもの
資材
- 2×4材
- ラブリコ アイアン
- ラブリコジョイント アイアン
- 2×4金具
- 水性ステイン
- ワックス
道具
- オービタルサンダー
- インパクトドライバー
2×4材は木材のことですね。ホームセンターでカットしてもらいました。
ラブリコアイアンは前回紹介したラブリコの鉄バージョンです。同じく突っ張り棒式で柱を建てられる、賃貸の強い味方です。
屋外でも使用できるので、テラスなんかに柱を建てたい時は重宝しますね。
そして補強材のジョイント。これは単純に継ぎ目にネジ止めするだけですね。天井なので安全第一で購入しました。
木材を組むための金具は、どちらも八幡ねじの十字とT字金具を購入しました。
あとは木材の塗料ですが、ずっと前から気に入って使っている組み合わせがあるので、それをご紹介しますね。
まずはステインについて。
ステインっていうのは、木材に染み込ませて着色するタイプの塗料ですね。
木材に色をつける時って普通はペンキを考えるかと思います。ペンキは木材の上に重ねて着色するタイプの塗料ですね。下地を完全に覆うので、均一な仕上がりになります。
それに対してステインっていうのは下地に染み込ませるので、木目を生かした着色ができます。
それに使っているのがこちら
和信ペイントの水性オイルステインって、水性なのか油性なのか謎なネーミングですが水性です。
少しだけ色の話をすると、塗料って単体だと奥行きが出ないんですね。ボンボンショコラを作るときも色を付けますが、単体で使うことはまずないですね。必ず何かの色と重ねて使ってます。
もちろん単体でも問題なく使えます。僕の場合は色々試して、ブライワックスのイューとブレンドするのが一番深い色になって気に入ってます。
そして仕上げのワックスがこちら
ワックスは艶出し目的です。そしてこのブライワックス自体にも色がついてます。これも色々と試してラスティックパインが一番深い色になったので、いつもこの3つを組み合わせて木材を塗装しています。
そして機材については、以前購入したインパクトドライバーと、新たにオービタルサンダーという物を使用しました。
チョコじゃないね。オービタルサンダーっていうのは電動のヤスリがけ機ですね。
今回木材が大量なので、さすがに必要だろうということで準備しました。使用した機材はこちら
この機械に、ヤスリ紙をセットして使います。
紙は粗めの80番と中目の240番。
機材はホームセンターでレンタルしましたが、木工を頻繁にする人であれば必ず準備しておきたい機材です。
というのも、木工ではヤスリがけが一番時間がかかると言っても過言じゃないくらい大変なんです。でもこの工程を抜かしてしまうと、仕上がりがザラザラの美しくないものになってしまうので、必ずやりたい工程です。
そんな時にこのオービタルサンダーがあれば、時間と体力の節約になります!
ヤスリがけ
まずは資材の搬入です。天井までの長い木材なので、搬入も気を遣います。
今回使用する木材がこちら。かなりの量です。
レンタルしたサンダー。本来なら後ろに伸びている筒に集塵袋があるんですが、付いていませんでした。これが後ほど大変なことに。
1本ずつヤスリがけしていきます。結構振動と音がすごいので、早めに終わらせたいところ。平日昼間にしかできませんね。
4面全てきれいにします。たまに角も欠けて粗くなっていたりするので、もれなくかけていきます。
ちゃんと滑らかになってますね。これを全て手でやると考えると恐ろしい。。
そして中盤に差し掛かった頃、気付きます。
部屋が白い。
雪でも降ったんでしょうか?否、木くずです。サンダーに集塵袋がついていなかったおかげで、部屋中に木くずが降り積もりました。まるで白銀世界、って言ってる場合じゃないですね。
髪もいい感じのアッシュグレーのハイライトっぽくなってますね。
足跡くっきりなくらい積もりましたが、最後までやるしかないので見ないふりをして続けます。
全てヤスリがけが終わったら、木くずを拭き取ります。
終わるとこんな感じで滑らかな木肌になります。
着色
そしてやっと登場のステイン。
色素が沈殿しているので、よく振ってからブレンドして使います。今回は面積が広いので、壁紙でも使ったローラー刷毛で塗っていきます。
塗るのは楽しいですね〜これもムラができないように塗っていきます。
塗ったら隣で乾かします。
あっという間に塗り終わりました。楽しい時間は早く過ぎていきますね。
こんな感じで、木目がはっきり残っているのが分かりますかね?これはペンキでは出せない味ですね。
この状態で一晩乾かします。
翌日、中目の240番でさらにヤスリがけします。
ステインって木に染み込ませるタイプの塗料なので、しばらく置いておくと水分を吸収して毛羽立ってくるんですね。それを滑らかにするためにヤスリがけをします。
いつもはパイン材を使っているんですが、2×4材はあまり染み込みにくいですね。塗料を剥がし過ぎないように、サッと軽めにヤスリがけしました。
比較すると、より木目がはっきりと浮かんでいるのが分かりますね。
続いてブライワックスです。
ブライワックスはスポンジと乾いた布で塗り込んでいきます。少量でもよく伸びるので、塗り伸ばすイメージで。乾いた布で磨くと、艶が出ます。
こんな感じで、色艶が変わってきます。
古材のアンティークな雰囲気が出てますね。ここまで仕上げるのに丸2日。木工は準備に時間がかかります。
これで木材の下準備は完了です。いよいよ組み上げ、の前に
白くなった部屋を掃除します。壁にも積もっていたりして、結構大変です。あと、普通のマスクでは防ぎきれませんね。鼻の中も真っ白でした。
部屋の中でやるもんじゃないですね。次回木工する時は、ホームセンターでヤスリを終わらせようと心に誓いました。
組み上げ
ようやく組み上げです。十字金具はシルバーだと違和感なので、スプレーで黒く塗装してから使います。
木材に木ダボ用の下穴を開けます。
マスキングテープでドリルビットに目印を付けたら
目的の深さまで穴を開けていきます。
所定の位置に金具を全て取り付けたら
「コの字」に組み上げて
立てる。両脇のラブリコアイアンで天井にしっかりと突っ張って固定します。
同じようにあと4本立てます。
柱の長さが少し長かったようで、かなり苦労しましたが5本全て立ちました。
あとは縦の木材を仮組みで調整して固定していきます。
最後の2本が微妙に入らず、カットして調整。
全て入ったら、ネジ止めして完全に固定します。両脇のラブリコもしっかりと固定します。
さよなら照明。
反対側も同じように外して木材固定です。
完成!
というわけで、天井の梁が完成しました。
下準備に2日、組み上げに1日かかってようやく終わりました。部屋が白くなったり柱が少し長かったりと、細々したアクシデントはありましたが概ねイメージ通りの仕上がりです。
50キロの人間がぶら下がっても大丈夫なくらい強度はあるので、ダクトレールを取り付けても問題なさそうです。
作業の様子を動画にまとめました。
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次回はようやく照明と、窓にブラインドを取り付けたいと思います!
まとめ
・ステインは木目を残したまま塗装できる優れもの
・照明のためにここまでする必要は普通は無い
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!
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