チョコレートで本を作る

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はチョコレートでリアルな本を作ってみました。リアル系って結構人気なんですよね。以前のブッシュドノエルやフリルの花なんかも反応良くて。

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これがチョコでできてるの!?という驚きがあるのかもしれませんね。というわけで、身近なものをチョコレートで再現してみよう!ということで、本を作ってみることにしました。

紙の段差なんかは、身近なアレを使って表現しています。さて、どうやって作っているんでしょうか。

動画の方が良いという方はこちらをどうぞ!

 

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それでは早速、進めていきましょう!

ページ部分を作る

型作り

さて、まずは本の中身の部分を作っていきます。そして型に使うのはこちら。

そう、おなじみクリアファイルですね。皆さんもオフィスや学校などで一度は見たことがあるはず。これを加工して型にしていきます。

まずは繋がっている2辺をカットして1枚ずつにバラしていきます。

こんな感じでバラけますね。

そしてさらに全て半分にカットします。

束ができましたね〜

さてここからが大変な作業。中をくり抜いていきます。その数なんと32枚!まずはくり抜く部分を型を使って印を付けていきます。

そして印に沿ってカット。クリアファイルって地味に固くて、指先にしっかり力を入れないと切れないんです。プルプルしちゃう。

こんな感じですね。これを32枚。1時間半くらいかかって全てくり抜きました。

チョコを流す

鉄板にフィルムを貼ったら、先程の型を乗せます。

ズレると後々大変なので、爪楊枝を使ってしっかりと角を垂直に合わせておきます。

そしてチョコが漏れないように、重りをして流す準備は完了!

今回はテンパリングの様子は割愛しますが、知りたい方はこちらをどうぞ!

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ゴムべらである程度平にしたらサイドの重りを外して、パレットナイフで摺り切りします。

この状態で一旦固めて型を外し、同じものをもう一つ作ります。

表紙部分を作る

表紙に関しては簡単。まずはフィルムを貼った鉄板に、テンパリングをとったビターチョコを2ミリくらいの厚さに伸ばします。

少し固まったら、中身より少し大きいサイズにカット。慣れないうちはこのカットするタイミングが難しいんですよね。早いとチョコが付くし、遅いと切れないし。何事も繰り返しが大事ですな。

あと、背表紙部分も切り出しておきます。

2枚切り出したら、うっすらと白をスプレー。あまりやり過ぎると、次の赤色が主張強くなるのでほどほどに。

そして赤をスプレー。ツヤが消えてマットな質感になりました。

仕上げ

組み立て

さて、あとは組み立てです。中身2枚をホワイトチョコで重ねて接着します。

紙っぽい質感出てますね〜

背表紙部分にもホワイトチョコを絞っておきます。

そして切り出しておいた背表紙パーツを接着。

表紙もホワイトチョコで接着します。

本っぽくなってきました!

裏表紙も同じように接着します。

この状態だと、背表紙と表紙の間に隙間ができてしまってるので、チョコを絞って埋めていきます。

そして指でならす。自然な曲線の背表紙はこうやって作ってるんですね〜

背表紙ももちろん、白と赤で色付けします。

そしてここが大事なところ。中身の部分に茶色をスプレー。

ホワイトチョコのままだと綺麗すぎてリアリティにかけるので、茶色をスプレーすることによって経年劣化を再現していきます。これをするだけでグッとリアルになっていきます。

表紙部分は金粉とステンシルシートを使って描いていきます。

細かい模様もこの通り。ステンシルシート便利ですね〜

ちなみに文字は一つずつ、バランスを見ながらステンシルで描いています。

というわけで、リアルな本の完成です!本立てにもぴったり!

上から見ても本ですね!

インテリアにもマッチしますね。食べられるディスプレイとして流行、、、ら無いですね。

こういうリアル系も今後ちょくちょく作っていこうと思っているので、楽しみにしていて下さいね。

まとめ

リアルな本
・クリアファイルを重ねて紙の質感を表現

・クリアファイルをくり抜く作業が大変

・洗うのはもっと大変

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。