カカオの産地〜中南米編〜 ニカラグア

こんにちわ。こちらは『チョコレートをエンターテイメントにする』をテーマに、×Chocolatのakiが綴るブログです。チョコレートの面白さについて、様々な角度から発信しています。

さて、今回はカカオの産地〜中南米編〜ニカラグアです。

このカカオの産地シリーズでは、その国のカカオ事情を始め、もし訪れることができたら行きたい場所や食べたいものなどについてもまとめています。

ノワール
半分妄想です!

皆さんにも、旅の計画を練る気分で気楽に読んでもらえたらと思います。もし現地情報に詳しい方がいらっしゃったら、コメントで教えて下さい。

それでは早速、進めていきましょう!

基本情報

首都:マナグア
公用語:スペイン語
通貨:コルドバ・オロ
歴史:1821年にスペインから独立
宗教:カトリック、プロテスタントなど
日本からの行き方:アメリカを経由して22時間程度

カカオ情報

生産量:7000トン
主な品種:クリオロ種、トリニタリオ種
収穫期:メインクロップ 12月〜1月
    ミッドクロップ 4月〜5月

ニカラグアって、コーヒーでは割と知られてると思うんですけど、カカオはまだ知名度がないですね。

でも、高品質なカカオが採れる国として、認知度が少しづつ高まってきている国でもあります。

ニカラグアは1980年代に起こった内戦によって、政治的、経済的に混乱に陥りました。

その後NGOによって組まれた復興プログラムの中心となったのが、農業でした。

プログラムでは、農家のカカオ苗の調達から栽培、収穫、加工方法のトレーニングがあり、これらのおかげで価値の高いクリオロ種を多く栽培できるようになりました。

地図を見てもらえれば分かるように、国土の半分以上がカカオ栽培に適した土地なんです。ところがこれが活かされていない。収穫時期も短いですね。

ポテンシャルはあるので、これから伸びていって欲しいところではあります。

チョコレート

そんなニカラグア産チョコレートは、辻口シェフのブランド「LE CHOCOLAT DE H」にて購入することができます。

ニカラグア北部の産地に生えているカカオで、ニカリゾと名付けられた接ぎ木をして大切に育てたカカオ豆。黒いフルーツの香りとスパイシーな風味をもつクーベルチュールショコラ。

LE CHOCOLAT DE H

オンラインショッピングもあるので、興味のある人は覗いてみてくださいね!

観光情報

観光スポット

レオン・ビエホ遺跡群

ニカラグアの都市、レオン周辺には2つの世界遺産があり、その一つがこのレオン・ビエホ遺跡群。レオン・ビエホとは旧レオンという意味で、もともとはレオンの街があった場所。しかし17世紀になると、街からおよそ30キロメートル離れたモモトンボ火山の噴火による被害の拡大で、街を現在の場所に移動しました。

1960年代に火山灰の下から大聖堂や民家、砦の発掘が始まり、2000年には世界遺産登録され、以降観光に訪れる人も増えました。ニカラグア国内のみだけでなくアメリカ大陸で最も古いスペイン植民地の一つで、スペイン帝国の体制や建築方法を知ることができる貴重な遺跡として、高い評価を集めています。

なおレオン・ビエホ遺跡群から見るモモトンボ火山は左右対称になっていて、麓に湖もあり、富士山に似ていると評判。ぜひあわせて観光してみてください。

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マサヤ火山国立公園

マサヤ火山国立公園は首都マナグアから車で30分ほどのところにある活火山です。車で噴火口まで行くことができるので体力に自信のない人でも観光することが可能で、火山の多いニカラグアでも観光客にお勧めの火山です。

公園内にはマサヤ火山国立公園博物館がありマサヤ火山の成り立ちや周辺の植物について学ぶことができます。常に噴火口から煙が出ているため、噴火口に5分以上とどまらないようにと観光客向けに注意書きがありますので、くれぐれも長居しないようにしてくださいね。

また噴火口の周りにはハイキングトレイルが整備されているので、火山を見ながらハイキングを楽しむことも。ニカラグアの代名詞とも呼べる火山を一度体験してみてはいかがですか?

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レオン大聖堂

レオン大聖堂はニカラグアで2番目に大きな都市、レオンにある大聖堂で世界遺産にも指定されています。ニカラグアを訪れる観光客の多くが観光地のレオンを基盤としてニカラグア観光を楽しむこともあり、レオン大聖堂はいつも観光客で賑わっています。

レオン大聖堂は中南米で最も規模の大きい大聖堂建築の一つで、グアテマラの建築家、ディエゴ・ホセ・デ・ポレス・エスキベルによって設計されました。日本同様、地震の多いニカラグアに合わせて柱が太く設計されていることが特徴。スペイン建築に比べてどっしりした印象で安定感があります。

自然光を豊富に取り入れた大聖堂内は明るく、天井や祭壇の装飾も豪華で迫力があります。屋上からはレオンの街が一望できるだけでなく、改装後、真っ白に塗り替えられ、青い空とのコントラストがとても素敵で、観光客の新名所になっています。

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食べ物

ビステク

ニカラグアと言えばニカラグア牛、ビーフステーキがあまりにも有名です。女性なら8オンス、男性なら16オンスをお勧めします。肉は上質で大きいこと!そのサイズに最初はびっくりしましたが、柔らかくてジューシーでいくらでも入ってしまいます。チミチュリChimichurriという、パセリのみじん切りとニンニクとオリーブオイルのソースをかけていただきますが、ソースなしでそのまま食べても全然美味しい!

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ビゴロン

グラナダの名物で伝統料理。皿の上にバナナの葉っぱを乗せ、その上にまずユッカ芋をふかしたもの、次に豚肉や豚皮をのせ、その上から酢と塩で味付けした刻みキャベツをのせたもの。手でつまみながら食べるのがロコ風ですが、フォークも付いてきます。グラナダの中心にある広場の端っこのKIOSCO EL GORDITOという小さな店の外で食べるビゴロンが一番美味しいという噂通り、真っ青のお皿の上にグリーンのバナナの葉っぱが奇抜で、その上に運ばれてきたビゴロンはとっても美味でしたよ!

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ピニャ・コラーダ

ピニャコラーダは、ニカラグア特産のラム酒Flor de Canaと裏ごしパイナップルジュースのカクテルです。筆者がレシピをこっそり教えます!パインジュース80㎖、ココナッツミルク30㎖、ホワイトラム30㎖と砕いた氷をミキサーにかけると、あっという間に美味しいカクテルの出来上がり。ジュースのように甘くてぐんぐん飲めるので、ご注意くださいね!

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お土産(チョコ以外)

コーヒー

ニカラグアはコーヒーの生産地として有名ですね。ニカラグアにコーヒー栽培が伝わったのは18世紀末。肥沃な土壌で栽培されたコーヒーは、芳醇でコクがあると多くの国で飲まれています。産地や標高により品質が異なるのですが、一般に透明感のある味わい、さわやかな酸味とフローラルな香りが特徴。コーヒー通へのお土産におすすめです。ニカラグアへ観光で訪れた際にはぜひお買い求めください!

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マサヤのハンモック

「花の街」とも言われるニカラグアのマサヤ。首都マナグアやレオンからも近く、民芸市場があることでも知られています。マサヤはハンモックの生産でも有名で、観光地マサヤ湖を見下ろすエリアにハンモックの専門店があります。ここには、色鮮やかな多種多様のハンモックが吊るされていて、見るだけでも楽しいですよ。

ハンモックには、布状の物と網状の物の2種類ありますが、実用性がありニカラグアの家庭でも使われているのは布状の物だそうです。お部屋のインテリアにしても素敵ですね。ニカラグアの観光土産としておすすめです!

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フロール・デ・カーニャ

フロール・デ・カーニャはニカラグアで唯一ラムを製造する1980年創業の「カンパニラ・リコレラ・デ・ニカラグア社」のブランド商品。代表銘柄のフロール・デ・カーニャは、世界の数々の賞を受賞した逸品です。7年ものや12年ものはお土産にも最適。自宅用にもおすすめです。

「カンパニラ・リコレラ・デ・ニカラグア社」はチナンデガ県の入口チガルパ市に蒸留所があります。マナグアのサンディーノ国際空港 にあるブランド・ショップには、いろいろなグッズも取り揃えられています。

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まとめ

ニカラグア
・カカオ栽培はまだまだ伸び代がある

・日本ではLE CHOCOLAT DE Hにて購入可能

・日本と同じく地震が多い

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、よいチョコレート日和を。
Bon Chocolat!

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれの大阪在住。 社会人として12年の間、洋菓子業界を様々な視点から経験。現在はフリーランスのショコラティエとしてメディア運営や企業コンサルタントを中心に活動中。